インプラントとはなんらかの理由で天然歯を失ってしまった人に適した新しい治療法です。
生体親和性の高い素材(チタン)で作られた人工歯を、顎の骨に埋める手術を行います。
インプラントには、ブリッジや入れ歯にはない長所があり、天然歯と変わらないような噛み心地を取り戻すことが可能です。
当院ではカルシテックインプラントを採用しています。
カルシテックインプラントはアメリカのカルシテック社が製造している、HAコーティングのインプラントです。
HAとは「ハイドロキシアパタイト」の略で、HAは骨の無機質の大部分を占めるものです。インプラントの表面をHAでコーティングすることによって、インプラントと骨の結合「オッセオインテグレーション」を促進しようというのが、HAコーティングの狙いです。
1.ブリッジのように、健康な歯を削る必要ない。(健康な歯を削ってしまうとその歯の寿命は短くなるので、これは非常に大きなメリットです)
2.見た目が良い。
3.咀嚼能率(ものを噛み砕く能力)が最も高い。(天然歯の約80%)
4.違和感が少なく、自分の歯と同じような感覚でものを食べることができる。
ブリッジでは健康な歯を削る必要があるので土台の歯の寿命が短くなりますし、部分入れ歯では違和感があり、自分の歯と同じようにものを食べることは出来ません。
その点、インプラントは残っている歯の健康が守られ、自分の歯と同じようにものが食べられるということで、現在では最も機能的に優れている治療法だと考えられています。
ただし、インプラントにもデメリットはありますので、その点を良く理解してからインプラント治療を行う必要があります。
1.手術が必要。
2.骨の量が十分でない場合には、インプラントが出来ないことがある。(骨を作る手術をすれば可能となる場合もあります)
3.治療期間が長い。(約3ヶ月〜1年)
4.歯周病などで歯ぐきが下がっている場合には、見た目の回復が困難な場合もある。
5.治療後のメインテナンス(定期検診や歯磨きなど)がしっかりと出来ない人には向かない。
6.値段が高い。(1本約25〜30万円)※ソケットリフトを伴うもので30万円
インプラント治療では通常、フィクスチャーを骨に埋め込むときと、上部構造(人工の歯)を装着するときの2回、手術が必要になります。
それほど大きな手術ではありませんが、他の方法(ブリッジや部分入れ歯)では手術が必要ないことを考えると、デメリットだと言えるでしょう。
また、治療期間は最短でも2ヶ月、長い場合では1年以上かかることもあり、治療費の相場は30〜40万円と非常に高額です。
最も気を付けなければならないのは、体が不自由などの理由で、治療後のメンテナンスが出来ないような場合です。
インプラントは治療後のメンテナンスが絶対に必要ですので、このメンテナンスに問題があるような人は、インプラント治療は避けたほうが良いでしょう。